将棋の話題

先週後半から更新が滞っておりました。
参院選があったり、都知事候補が出たり入ったりで政治の話題が事欠かないようですが、
今日は少し離れて将棋の話を。
トッププロの方ではタイトル戦が行われ、
こちらも色々と動きがあるのですが、今日注目するのは奨励会3段リーグ、
つまりプロの卵のお話です。（マイナーですみません。）
将棋の世界では4段からプロとなるので、
この3段リーグが最終関門、ここを突破すると晴れてプロ棋士となります。
ただし、年齢制限もあるので、ここまでたどり着いても突破できないと退会となります。
毎回のようにドラマがあるのですが、
いま行われている59回3段リーグ戦は興味深い話題が二つあります。
一つは史上最年少で奨励会3段となった藤井聡太君。
この59回でもし突破できれば最年少＆史上5人目の中学生棋士となります。
もう一つは2人の女性3段である里見香奈さんと西山朋佳さん。
この2人が突破すると、初の女性棋士誕生となります。
（女性の棋士は昔からおりますが、「女流」といういわば別枠となっていて、この3段リーグ突破者は誰もいません。）
リーグ戦は中盤が過ぎ、これから終盤へと向かっていきます。
9月3日の最終日、どのような結果になっているのでしょうか。

七夕

今日は7月7日、七夕です。
なので七夕の話を書こうと思っていたのですが…
文章を推敲するのが難しくなるほど、今日は暑かったです。
今日の全国一位は山梨県勝沼の38.8℃
そして出身地の東京都練馬は安定の6位で37.7℃
ベストテンまで37℃以上がずらりと並びました。
まだ7月上旬、先が思いやられます。

8月23日（火）漢字検定実施

タイトルの通り、8月23日（火）漢字検定を実施する予定です。
塾生以外のお申込みも受け付けておりますので、
お気軽にお問い合わせください。
なお準会場のため、受験可能級は2級から10級となります。
皆様のご参加をお待ちしております。

一番いい席

古典的なネタで失礼しました。

私見

最近、自民党の憲法改正草案に目を通してみました。
野党では今回の参院選で、9条改正について大きな話題にしているところもあります。
実際問題として、参院選で与党が非改選と合わせ2/3の議席を確保すれば、
憲法改正の発議が出来るわけで、改正草案をみておこうと思ったわけです。

確かに9条改正の部分も気になるのですが、
私がそれ以上に疑問に思ったのが基本的人権に関してで、
12条の改正と、現行憲法の97条削除、および草案の99条です。
草案の99条は緊急事態宣言に関して書かれており、
「緊急事態宣言中は国や公共機関の指示に従わなければならない」とあります。

これはともかく、更に気になるのが12条改正、
現行条文
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。」
が、改正草案
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力により、保持されなければならない。国民は、これを濫用してはならず、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。」
となっています。
国民の自由と権利は公益に反してはならない。
つまり公益が自由と権利に優先するということになると思います。

これ相当よろしくないような気がします。
公共の福祉は、例をあげれば、ある部屋に喫煙者と非喫煙者がおり、
たばこを吸う自由と副流煙を吸わない権利がぶつかったとき、
その自由と権利を利用する責任を考えねばならないといったものだと思うのですが、
（専門の方、認識違いであればご指摘、ご指導いただければ幸いです。）
公益はすなわち公の利益、国や公共団体の意向に反してはならないということです。
公益に反しているとの判断が下されれば、出版や言論の自由も抑止されることになりそうです。

兎角9条に目が向いてしまいがちですが、それ以外も見ていく必要がありそうだと感じました。
しかし、仮にこの草案通りに制定されたら公民の教科書はどうなるんでしょうね。
日本国憲法の3原則「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」
まあ、国防軍が即「平和主義」に反するというのは違うでしょうけれども。